射水市を拠点とする実業団の女子ハンドボールチーム「アランマーレ」の選手が、魚津市の中山間地域で藍染めなどを通じてSDGs(持続可能な開発目標)を学んだ。
魚津市鹿熊で「藍染め屋aiya」を営む一方、中山間地の集落、団体が連携して課題解決、活性化を図る県中山間地域チャレンジ事業の採択を受けた「TUNAGU PROJECT」の南部歩美代表(36)が企画した。
選手十九人とスタッフ三人が参加。同市小菅沼の小菅沼・ヤギの杜でタデアイの生葉を手ぬぐい、チームのロゴ入りマスクの上に置き、金づちでたたいて緑、青の色に染めるたたき染めをした。手ぬぐいはエコバッグにするという。
ヤギの杜で雑草取りなどのために飼われているヤギに柿の葉を与えて「かわいい」と歓声を上げたり、南部さんの鹿熊のタデアイほ場の草刈りをしたりした。
南部さんは「SDGsをベースに地域貢献活動をしているチームの選手たちが、現地で農業体験をすることで学びを深め、何かを感じてもらえたら」と狙いを語った。川崎市出身の行本朱里選手(23)は「自然の中の農業体験は楽しいだけでなく、実利もあった。南部さんの活動は勉強になった」と話した。 (松本芳孝)
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自然の中で藍染めトントン アランマーレの選手、学び深める - 中日新聞
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