
三刀流の暮らしが生まれたわけ
ジビエ、どぶろく、農家民宿。自然の恵みとともに生きる、三刀流の暮らしはどのように誕生したのでしょう。 小泉さん夫妻が2016年に井原市に移住したきっかけは、大阪府で開催された岡山県の移住相談イベントでした。「田舎暮らしをして野菜をつくってみたい」というぼんやりとしたイメージでしたが、もともと料理が大好きな2人は、自分たちの手で暮らしをつくることが夢だったのです。 大江地区がウコンの六次産業化に力を入れ、サポートしてくれる地域おこし協力隊員を募集していると知り、興味を持ちます。都会で働くサラリーマンだった2人は、理想の暮らしに向けて新たな一歩を踏み出しました。 大江地区の住民となり、地域の人たちと一緒にウコン・ニンニクの六次産業化や、嫁いらず観音院前で月に一度開催する「観音マルシェ」の運営に携わりました。そして今後も暮らし続けるために、個人の取り組みとして、登さんは狩猟を、早都紀さんはどぶろくづくりを学んでいきます。 憧れていた“農”ある暮らし。地域のリアルな悩みは、畑を荒らし、農作物を食べるイノシシでした。有害鳥獣対策として狩猟を積極的に学び、猟友会の駆除班に入った登さん。年間を通してイノシシなどの駆除を行なう中、「野生動物の命をムダにしたくない」という気持ちから、ジビエ肉としての利活用を志すようになりました。 ジビエ肉を販売する上では、技術習得のほかに加工場所も課題でした。動物を解体する際には血が流れます。家主や近所の人の許可が出ても、山のふもとの地域からNGが出ることもあり、難しいそう。複数の場所を検討した結果、すでに解体を行っている井原市内の別の地区の人のスペースを借りることに。また、解体後、精肉する場所も課題でした。当時の自宅には、適した部屋がなかったのです。 一方、どぶろくづくりも「場所」という課題に直面していました。キジトラ招福堂では、岡山県井原市で認定された「ぶどうの里 井原ワイン特区」における、どぶろく特区の制度を活用しています。その条件は、①自ら生産した原料で酒を製造すること、②農家民宿や農家レストランなどで酒類を提供する農業者であること、など。 大江地区は米どころです。誇りを持って米づくりに取り組む地域の方たちのサポートを受けながら、自家製米に取り組みました。2つ目の条件、農家民宿はどこでやろう。そして肝心のどぶろく醸造所も、場所が決まっていなかったのです。
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