荒川区の荒川自然公園の人工池で、三月から飼育されている、つがいのコブハクチョウの名前が決まった。オスが「レオ」、メスが「サクラ」。区の担当者は「公園のシンボル的な存在。名前とともに愛着を持ってもらえれば」と話す。
区の名前募集に千四百十一件の応募があった。多くあった上位十件から、公園を日ごろ利用する区内の園児らが選んだ。二羽とも人懐っこい性格で、レオはサクラに比べてくちばしの色が濃く、くちばしの上にあるこぶも大きいという。
区によると、園は一九七九年から別のつがいのハクチョウを飼育。人工池は「白鳥の池」と呼ばれるようになったが、オスが二〇〇九年、メスが一八年に死んだ。区民の「寂しい」という声を受け、区が千葉県の動物飼育所から二羽を購入。今年三月に飼い始めた。
名前が付いたのは初めてで、区は命名を記念して今月中旬、二羽のトレーディングカードをそれぞれ千枚ずつ発行し、荒川自然公園管理事務所などで配る。今後、公園内の動植物を紹介するカードも作るという。(西川正志)
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