里見稔
JR新潟駅の在来線高架化にあわせて整備される万代口前の「万代広場」について新潟市が基本設計をまとめた。鉄道、バス、タクシーのターミナル機能を備えつつ、人が集う広場も整備。新潟の自然を意識したデザインに生まれ変わる。
地上にあった在来線のホームを高架化することで、旧駅舎があったスペースが空き、広場面積は現状の約2倍の約1万8600平方メートルになる。バスターミナルが駅直下に移るのにあわせて、タクシー乗り場や自家用車の送迎場といったレイアウトも大きく変わる。
新設される中央広場は、芝生や樹木で緑化、ベンチを設けて公園のような空間に生まれ変わる。バスターミナルやタクシー乗り場などをつなぐ通路上はガラス屋根で覆う。広場は新潟の「里山」、ガラス屋根は市内を流れる信濃川や阿賀野川、点在する「潟」といった自然の豊かさをイメージしたという。
駅出入り口付近には、白鳥が羽ばたく姿をモチーフにした巨大ガラス屋根も設置。広場を象徴するモニュメントにし、周辺スペースでのイベントも想定する。
バスターミナルが予定されている現在の自家用車の駐車場付近は昨年から工事が始まり、2023年度に供用開始。残りの部分は25年度の完成を目指す。中原八一市長は「市民にも親しみを感じてもらえると思う。県都の玄関口として、新潟をすーっとイメージできるような空間になればと思う」と話した。(里見稔)
新しい新潟駅前広場、新潟の自然をデザイン - 朝日新聞デジタル
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