【出雲】自然災害と防災をテーマにした企画展が、島根県出雲市今市町の出雲科学館で開かれている。大雨による土砂災害が発生する仕組みをパネルで解説するほか、避難所生活を体験できるコーナーも企画した。4月10日まで。入場無料。
20枚のパネルを並べ、土石流や崖崩れ、地滑りが起こる仕組みをまとめた。身を守る対策として、避難場所を事前に確認する▽住んでいる地域で過去にあった水害や土砂災害の場所を把握する▽川の濁りや山鳴りの前兆に気づいたら早めに避難する-などのポイントを表やイラストを用いて分かりやすく説明する。
避難時に役立つ雨がっぱや携帯用トイレ、アルミシートといった防災グッズをはじめ、湯や水を注ぐだけで簡単にご飯ができるアルファ化米、ようかんなどの保存食も展示。避難生活が長期に及んだ場合に使う屋内用テントと段ボールベッドを置いたコーナーでは、来館者が実際に寝心地を確かめている。
出雲科学館の日野武志講師(40)は「災害時にどうやって身を守るかを家族で話し合うきっかけにしてほしい」と話した。(平井優香)
屋内用テント体験 自然災害と防災テーマの企画展 出雲 - 山陰中央新報社
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