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Sunday, July 17, 2022

山頂から河口まで 、自然を遊び尽くすクラフトビール醸造所をはじめます。 - CAMPFIRE (キャンプファイヤー)

PADDLE BREW(パドルブリュー)は徳島県の清流を中心に、山の上から川の河口まで遊びつくして育ってきた人々によるクラフトビール醸造所です。この秋の稼働を目指して準備を進めています。

春はカヌーで川を下り、夏は銛で突いて獲った鮎やナマズをご馳走に、秋は山に登って拾った木でお箸やスプーンを作る。冬も河原にテントを張って焚き火をし、別の日にはパウダースノーを求めて雪山に。私たちは子どもの頃からそんな風に遊んできました。

大人になって変わったのは、遊びのお供にビールが加わったこと。大自然の中で楽しむ一杯には、三つ星レストランのビールでも叶えることのできない感動があります。

既製品ももちろんおいしいですが、私たちならではの感性で、山や川での遊びからの着想をクラフトビールに加えれば、もっと美味しく、楽しい一杯が作れるのではないかと考えました。

ちなみにこちらは、ビールの作り方を簡単に説明したコンセプトムービーです。(あくまでもイメージですが、いつか本当に焚き火ビールができたら面白いなあって思ってます)

生木で作った器で飲むと、木の香りがするんじゃないかなんて考えてみたり。


・メンバー
ニイ:パドルブリュー代表 / 醸造家 / うっかり冒険家 

徳島県出身。日本百名山・剣山で山小屋を営む家庭に生まれる。北米のユーコン川(3200km)をカヌーで源流から海まで下る挑戦がライフワーク。アメリカのポートランドでクラフトビールの文化に出会い、帰国してビール風飲料を作ってみるととても美味しくできたので、事業の開始を決意する。その後、アドバンスドブリューイング(東京)やJazz Brewing Fujino(神奈川県)などでビール造りを学ぶ。

藤田景子:デザイナー

ベトナムで働いていたが、タイの離島に滞在中にパンデミックが発生。ベトナムへの再入国が不可能になり、そのまま半年間海を眺めて過ごした後、仕方なく着の身着のまま日本に帰国してきたデザイナー。パドルブリューのアートワーク全般を担当。都会にいた頃は、焚き火が恋しくなると煙くさいジャケットの匂いを嗅いでいた。

シュウ:味見①

広告代理店を経て、今はアウトドア関係の会社に勤務。味見を目的にマーケティングを少しだけお手伝い。川には飛び込むものと信じて育ったので、今年1月のキャンプミーティングでも、川に飛び込んだ(冷たすぎて息ができなかった)。そのキャンプ後、バックパックをそのまま電車に忘れた。

エイ:味見②

ある日、剣山に登ろうとしていたら、山小屋で仕事をしていた醸造長ニイに「キュウリがないから買ってきて」と言われた。届けたら次にパドルブリューの雑務をお願いされ、気がついたら引き込まれていた。週末はだいたい山に登っている。

オオクマ:味見③


東京大学大学院で人と自然の関わりについて勉強したのち、徳島に移住。グリーンウッドワーク(生木を削る木工)が大好き。就職までの間に、コンセプト作りなどに関わった。できるだけ深く川に潜ることと、鮎を突くことが最近の目標。

・名前の由来
パドルブリューという名前は、クラフトビールの醸造に用いるマッシュパドルという道具と、カヌーを漕ぐのに使用するパドルの2つをかけてつけました。

北米のユーコン川など、3000km以上をカヌーで旅をしてきた醸造長のニイにとって、パドルは手にしっくり馴染む相棒のような存在です。カヌーのパドルを実際にマッシュパドルとして醸造に使用することにしました。

カヌーを漕ぎ進めるように前に進んでいきたいという思いも込めています。

・醸造所
醸造所は日本一とも呼ばれる清流・穴吹川のほとりにあります。

ニイの実家の納屋だった建物をDIYで改築して作り上げました。

多くの醸造所が1つ500L以上のタンクを構える中、現在の私たちの設備は1タンクで120Lしか作れない小さな小さな設備です。

毎週クラフトビールを仕込まないと経営が成り立たない計算ですが、最初はその小ささを生かして、たくさんの回数、クラフトビールを作り、味を高めるとともに、実験的なクラフトビールにも挑戦していきたいと考えています。

・販売所

パドルブリューは徳島県最高峰の剣山の登山口、剣山観光登山リフトの乗り場(三好市東祖谷菅生)にある「剣山観光センター」を運営しています。この場所は、自然を楽しむクラフトビールを提供するための実験的な場所にもなる予定で、開発中や限定のクラフトビールも飲めるように準備を進めています。

また、飲食店さんや酒屋さん、道の駅、などでも楽しめるようになる予定です。オンラインストアからもお求めいただけるように準備を進めています。

それまでは、この剣山観光センターがパドルブリューのクラフトビールを飲める唯一の場所です。

パドルブリューは次に挙げられるうち、できれば全て、少なくとも複数を満たしたものを、私たちのクラフトビールとしてプロデュースしていきます。

・自然やそこでの遊びからの着想が含まれていること。

・適度な遊び心を取り入れること。

・おいしい水を飲んだ時に感じるような舌の上の満足感を重要視すること。

クラフトビールに使う水は、霊峰・剣山の石灰岩から染み出した水や、それを源流とする穴吹川の水を使います。

開発中のクラフトビールを少し紹介します。

返礼にはこれらのビールをお送りする予定です。是非みなさんの感想を、今後のビール作りに反映させていただければ幸いです。(一部変更になる可能性があります。ご了承ください)

・セゾン 

クラフトビールは発酵温度によって味が変わります。ですので、電気で温度を管理して同じ味に仕上げるのがビール業界の定石。でも、夏の洪水時には川に沈んでしまう潜水橋みたいに、もっと自然と折り合いをつけたクラフトビールは作れないだろうかと考えました。私たちのこのセゾンは、思い切って発酵の温度管理を減らしました。だから季節によってスパイシーだったり、柑橘の味が強かったりします。どんな時でも、思わず飛び込みたくなるような、最高の川の水がその味を支えてくれています。季節によって表情を変える味わいをお楽しみください。

・木こりのヴァイツェン

チェーンソーで木を切り倒し、一仕事終えた後のあの満足感を感じさせるクラフトビールです。 杉の木片のほのかな香りとニュージーランドホップによるほんのりとした白ワインのような香りが楽しめます。試作段階では、できた直後はヴァイツエンらしいクローブのような香りが全面に出ていて、若々しい味わいを楽しめましたが、熟成させるとよって香りが減ってドライになり、スパークリングワインのような味わいに近づいていきました。原料の杉の木は山から切ってきました。

・山小屋のポーター山小屋に荷物を運ぶ歩荷、英語で言えばポーターへの敬意を込めたクラフトビールです。ポーターは英国発祥の黒色のビール。それに日本の歩荷のみなさんが歩いた森に自生するクロモジを加えました。クロモジは和菓子の楊枝にも使われる樹木で、ちょっとミントのような香りを加えています。ナイフで削って木工の材料にするのも楽しい木です。クラウドファンディング終了後は、代表新居の実家、剣山頂上ヒュッテのオリジナルクラフトビールにしようと考えています。

・資金の使い道

皆様にご支援いただいた資金は、主に醸造設備費に充てさせていただきます。

例えば、こんな設備が必要です。

170万円:缶充填機

100万円:追加の醸造タンク 1基

30万円:瓶充填機

このような設備の中から、集まった資金に応じて設備投資をしたいと思っています。

現在の私たちの小さな小さな設備では、生産に手一杯。上記の設備があれば生産性があがり、よりみなさんと自然の楽しさを共有できるようなことに取り組めます。是非ともご支援をよろしくお願いいたします。

中でも一番必要なのが缶の充填機!実は「フィールドに持っていって楽しいビール」として、こんなパッケージを構想中です。

・皆様への返礼について

「純粋応援」「ビール」「Tシャツ」「割引権」「オリジナルビール」「パドルへの名入れ」をご準備しました。詳細はリターンの項目をご覧ください。

返礼は複数お選びいただけます。リターンを選択後「続けて他のリターンを選択する」をクリックすると、複数の選択ができるようになります。お好きな組み合わせをお選びください。

・スケジュール

7/11 クラウドファンディング告知開始

8/15 クラウドファンディング終了

9月上旬〜 リターン発送開始。

秋以降〜 一般販売開始

coming soon

PADDLE BREWの目標には「日本の自然を取り戻す」ということがあります。

私たちが幼少期からお世話になったカヌーイストの野田知佑さんはよく、「四国にあるような、水が美しく、しかも潜って遊べる川は世界中探してもほとんどない」とおっしゃっていました。でも同時に、そんな美しかった日本の川の多くが失われてしまったとも話していました。徳島のお年寄りたちも「吉野川も昔はもっと魚に溢れていた」と言います。山に目を向けても、植林されたもの放置されて荒れた場所をたくさん目にします。

私たちは、徳島の自然を誇りに思うと同時に、その多くが失われたことを悔しく思います。(そんな川で遊びたかった!)

私たちが取り組むのは、まず「クラフトビールを通して人と自然を近づける」ということ。ビールは自然との相性がぴったりの飲み物。クラフトビールと合わせて自然の楽しみ方も発信し、私たちの仲間を増やしていきたいと考えています。

社会的な取り組みにも積極的に参加すると同時に、利益の一部で山林を買って整備し、水源を守るといった取り組みも構想しています。

英語のBrewには「醸造する」という意味の他、「企む」という意味もあります。

私たちの周りの自然がより一層豊かで、また遊べる場所になり、その恵みをビール片手に楽しめる、そんな日が来るまで、私たちの活動をぜひ支えてください。

<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

【酒類販売管理者標識】

販売場の名称及び所在地:(株)パドルブリュー 徳島県美馬市穴吹町口山字宮内51番1

酒類販売管理者の氏名:新居拓也

酒類販売管理者研修受講年月日:令和3年7月20日

次回の講習期限:令和6年7月19日

研修実施団体名:徳島県小売酒販組合連合会

20歳未満の者の飲酒は法律で禁止されています。

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