浦添市西部の「カーミージー」と呼ばれる自然海岸で新種の「ヒラムシ」が見つかったと、琉球大学などの研究者によるグループが発表しました。
研究グループは「まだ知られていない生物が数多く生息している可能性がある」としています。
「ヒラムシ」は平たい形をした海の生き物で、その多くは海中の岩や藻で生息しています。
琉球大学、桜美林大学、北海道大学に所属する研究者たちのグループは、おととしから去年にかけて浦添市の「カーミージー」の干潟で採取したシャコの体の表面から41匹のヒラムシを採取しました。
このヒラムシを詳しく調べたところ、すでに確認されている7種のヒラムシのどれにも該当せず、新種であることが分かり、「シャコヤドリヒラムシ」と命名したということです。
研究グループによりますと、シャコの体に生息するヒラムシの発見は世界で初めてだということです。
研究グループは「カーミージーには豊かな自然が維持されていて、このような場所にはまだ知られていない生物が数多く生息している可能性がある」としています。
カーミージーの南側の一帯はアメリカ軍那覇軍港の移設やそれに伴う開発予定地とされていて、環境への影響が懸念されています。
浦添市の自然海岸 「カーミージー」で新種の「ヒラムシ」発見|NHK 沖縄県のニュース - nhk.or.jp
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