●まるで『トム・ソーヤーの冒険』の世界観？
プライベートヴィラ「by the river Isumi」の経営者である阿出川潤さんは、同市にてサーフショップを営みつつ自身もサーフィンやSUPほか、さまざまなマリンアクティビティのインストラクターを務める、いわば「水遊びの達人」。
ハワイへのサーフィン留学経験もあるほか、知る人ぞ知るサーフィン業界の有名人です。
今回、自身が生まれ育ったいすみ市のネットワークを活かし、「水遊びの面白さと、いすみ市の美しい自然環境を体験できる場所としてプライベートヴィラを作りました」と話します。
さっそく一棟貸しのヴィラに入ると、薪ストーブのある広いリビングに目が行きます。そこから広がるオープンキッチンは、家族で借りた際にコミュニケーションがとりやすいよう設計。食事などの用意はありませんが、自由にキッチンを使えるようになっています。
吹き抜け構造になっている2Fに上がると、9畳ほどの広さの気持ち良いスペースが広がり、こちら使い方は自由。布団を敷いて寝るもよし、子どもの遊び場にするもよし、テンションの上がる場所になっています。
そして、どの部屋からも見えるのが広大なウッドデッキと、わずか10ｍほど先を流れる雄大な「夷隅（いすみ）川」。「デッキから見える一本の大きなシンボルツリーに一目惚れして、ここでプライベートヴィラを始めました」という阿出川さん。もちろん登ったりするのは禁止ですが、まるで『トム・ソーヤーの冒険』のような世界観に引き込まれます。
「木には登れませんが、川には入れますよ」と言う阿出川さんの言葉に引かれ、さっそくリクエスト。そう、川遊びの達人にレクチャーしてもらいながら夷隅川を楽しめるのも、このプライベートヴィラの魅力なのです。
●千葉・いすみ市の大自然をアクティビティで体感
さて取材班一行は、阿出川さんのレクチャーを受けていざSUPに挑戦。こうした遊びの相談は、予約時にいろいろとリクエストをすれば相談に乗ってもらえるとのこと。SUPしながらのフィッシングや、川だけでなく周辺の農園見学や、昆虫採集など、いすみ市の大自然を丸ごと体験できるようになっています。
つまり阿出川さんはネイチャーガイドでもあり、「自分の生まれ育った土地のすばらしさ」をサービスとして提供していきたいと話します。
たしかに話の通り、都心からわずか90分ほどでここまで雄大な自然が体験できるかと思うほどSUPは大盛りあがり。取材タイミングが初夏でもあり、もはや我慢できず川に飛び込む者も続出。
川の流れはゆるやかで、何もしなければ下流に流されますが、万が一の場合も考え阿出川さんが常に最新の注意を払ってくれています。
「僕も昔はこの川でうなぎや魚を獲って遊んでいました」と、夷隅川の豊かさを聞きながら川を登ったり降りたりすること約30分。すっかりリラックスできて、ほどよく疲れも感じはじめます。
そこで阿出川さんから次のアクティビティの提案が。
「まだ日本では多くありませんが、海外のサーファーを中心に注目されている『フォイルサーフィン』をやってみませんか？」とニヤリ。
一行は「？」と思いつつも、全会一致で「やってみたい」と返答すると、クルマで海辺に移動することに。さてフォイルサーフィンとは？
東京からすぐの大自然を遊び尽くす「一棟貸しの秘密基地」 サップも最新サーフィンも体験できる千葉・いすみ市の魅力とは？ - VAGUE
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