地域にディープな人脈をもつローカルフレンズのもとに、ディレクターが1か月間滞在する「ローカルフレンズ滞在記」。10月は根室海峡沿岸で“サケの聖地”をめぐります。このエリアでガイドをする齋藤智美さんがローカルフレンズです。今回紹介してもらったのは、羅臼町在住の高林紗弥香さん。
平日は環境省のアクティブレンジャーとして、国立公園の整備などをしています。
通勤途中に通るという川をのぞいてみると、そこにはサケの大群が泳いでいます。
船に乗れば天然記念物のオジロワシやヒグマが観察できます。
自然豊かな羅臼町。
高林さんは6年前、留萌市の北に位置する小平町から移り住んできました。
休日には、羅臼町の各地を訪ね歩いているという高林さん。
この日サケ漁師のもとを訪ねると、出てきたのはかつて使われていた古い道具。
漁網を編むためのもので、エゾシカの角で作られています。
続いて訪れた漁師の家には、部屋の中に熊の木彫りがずらりと300個近く並びます。
家の主の西村弘喜さんは、それぞれの熊がどんな来歴を経てきたのかを調べることが好きで、いつの間にかこんなにたくさん集まってしまったと笑います。
翌日は、さらに羅臼の奥地へ。
4時間かけて到着したウナキベツ周辺は、縄文人が暮らしていた場所。
その面影を探す高林さんの目に、自身も初めてというある光景が飛び込んできました。
それはヒグマがエゾシカを海に追い詰め仕留める決定的瞬間。
羅臼の未知なる世界を見つける、貴重な滞在になりました。
【滞在記・羅臼町】奥深き羅臼の自然と今に至る歴史に出会う|NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp
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