〈屋久島 世界自然遺産登録30年㊤〉推定樹齢数千年の杉、九州最高峰の頂…悠久の森 多様な魅力 | 鹿児島のニュース - 南日本新聞

【宮之浦岳山頂】九州最高峰の標高１９３６メートル。天気がよければ水平線に種子島を望める。屋久島の内陸部は１８００メートル以上の山が連なり、冬には雪景色が広がる

　「山に十日　海に十日　野に十日」。１２月に世界自然遺産登録３０年を迎える鹿児島県の屋久島に古くから伝わる言葉だ。自然の恩恵を受け、自給自足に近かったかつての島民の暮らしぶりを表す。

　島の代名詞ともなっている縄文杉をはじめ、樹齢数千年の大木が潜み、多くの観光客が目当てに登る森は悠久の時に育まれた自然のごく一部にすぎない。里や海にも広がる多様性あふれる魅力を写真で紹介する。

【宮之浦岳山頂】九州最高峰の標高１９３６メートル。天気がよければ水平線に種子島を望める。屋久島の内陸部は１８００メートル以上の山が連なり、冬には雪景色が広がる

【縄文杉】世界自然遺産の象徴的存在で、推定樹齢７２００～２１７０年と諸説ある。高さ２５．３メートル、幹回り１６．４メートル。標高約１３００メートル付近にどっしりと立ち、訪れた人たちを魅了する

【投石平（なげいしだいら】スギやモミといった高木の樹林帯を抜けた標高１６８０メートルにある。花こう岩の奇石やヤクシマシャクナゲなどの風に強い低木林が広がり、景色が一変する

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