中村尚徳
栃木県・奥日光にある庵(いおり)滝が凍りついている。最低気温が零下8度まで下がった2日、渓谷の森の雪道を進んでいくと、うっすらと青みがかった高さ約20メートル、幅約30メートルの巨大な造形美が現れた。
前白根山のふもと、戦場ケ原の西奥にある庵滝は、中禅寺湖に流れ込む外山沢川の源流域。日光自然博物館によると、水しぶきや湧水(ゆうすい)がゆっくりゆっくりと時間をかけ凍りつき、1月末ごろ氷瀑(ひょうばく)が完成した。
同館の自然解説員、山崎響子さん(32)は「今年は凍りつくのが少し遅かったようです。青く見えるのは空気が入っていない純度の高い氷だからです」。
例年2月中旬ごろから氷の柱が落ち始める。同館では週末を中心に12日まで「庵滝・氷瀑トレッキング」を催す予定という。(中村尚徳)
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高さ20メートル、巨大な自然の造形美 奥日光・庵滝の氷瀑:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル
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