諏訪市郊外の霧ケ峰高原に関する団体で構成する霧ケ峰自然環境保全協議会は24日、優占種のススキの刈り取り作業を霧ケ峰高原が含まれる八ケ岳中信高原国定公園の園地内で行った。下桑原牧野農業協同組合や県諏訪地域振興局の職員ら約20人が参加。植生の多様性を妨げるススキを刈り払い機で刈り取った。
ススキは外来種ではないが、繁殖力が強いため、適度に刈り取る必要がある。信州大学研究者らのアドバイスを参考に、2014年から毎年1回、ニッコウキスゲが咲き終わったこの時期に行っている。
今回はビーナスライン沿いの約0.7ヘクタールで行った。下桑原牧野農協の会員らが5メートル間隔で一列になり、刈り払い機で大きく伸びたススキを除去していった。除去したススキは県諏訪地域振興局の職員らが搬出し、堆肥化するという。下桑原牧野農協の河西俊三組合長は「夏の暑さでススキの生育が例年より早い。刈り取り作業で霧ケ峰の自然環境を守りたい。今年はニッコウキスゲが多く咲いたので、秋の霧ケ峰高原や来夏のニッコウキスゲを見に多くの人が訪れてほしい」と話していた。
県諏訪地域振興局によると、優占種の刈り取り作業は9月3日にもニッコウザサを対象に車山肩でも行う予定だという。
霧ケ峰ススキ刈り取り 自然環境保全協 – Nagano Nippo Web - 長野日報
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