自然保護活動に取り組むボランティア団体「秩父ネイチャークラブ」代表の清水孝資さん(75)=埼玉県秩父市=が、秩父・奥秩父の山の花を紹介する写真集を自費出版した。「秩父は山野草の宝庫。この本を手に山歩きを楽しんでもらえれば」と語った。
題名は「秩父・奥秩父で見られる山野の花」。清水さんが約30年間で撮りためた720種の写真と、説明文が収められている。
そのうち「チチブイワザクラ」など46種は絶滅危惧種。出版に協力した地元の植物研究家、岩田豊太郎さん(73)によると、この地方の草花は多様性に富み、他地域では見られない貴重なものも多いという。
一方、繁殖力の強い外来種の増加などで「徐々に見かけなくなった花も増えてきた」と清水さん。記録として残すためにも、月1、2回ほどのペースで入山し、撮影を続けてきた。「写真集をきっかけに、自然保護への関心も持ってもらえるとうれしい」と話した。
サイズはA5判、214ページ、オールカラー。2750円(税込み)。問い合わせは清水さん=電0494(25)0381=へ。(福田真悟)
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