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Sunday, December 31, 2023

天皇陛下 自然災害や物価上昇の苦労を気遣い、“支援の輪の広がり”願う【新年に当たり感想】|日テレNEWS NNN - 日テレNEWS

天皇陛下は、新年に当たり感想を寄せられました。

天皇陛下は感想の中で、自然災害や物価の上昇などによる苦労を気遣った上で、「助けを必要としている人々のために、支援の輪が広がっていくこと」を願われました。

また、「戦争や紛争によって多数の人々の命が失われていることに心が痛む」とした上で、「平和な世界を築くために、お互いの理解に努め、協力していくことの大切さを改めて感じています」とつづられました。

そして、「新しい年が、我が国と世界の人々にとって、明るい希望を持って歩んでいくことのできる年となることを祈ります」と締めくくられています。

元日は皇居で「新年祝賀の儀」が行われ、2日は4年ぶりに事前の抽選がない形で「新年一般参賀」が行われます。

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天皇陛下 自然災害や物価上昇の苦労を気遣い、“支援の輪の広がり”願う【新年に当たり感想】|日テレNEWS NNN - 日テレNEWS
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大谷翔平選手も自然とやっている!? 水晶玉子が語る「いい運気キープの秘訣」(FRaU編集部) | FRaU - 現代ビジネス

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Saturday, December 30, 2023

2024年の旅のトレンド、大自然と静かに過ごす「カームケーション」 - Forbes JAPAN

心地よいテントのなかで暖かい寝袋にくるまり、川のせせらぎと木の葉が立てるサラサラという音、鳥のさえずりに耳を傾けながらくつろいでいる自分を想像してみてほしい──2024年の旅の最大のトレンドの1つになると専門家が予想するのは、そんな「自然にフォーカスした」旅だという。

新型コロナウイルスの世界的な流行によって規制されていた海外渡航は、段階的に緩和されてきた。だが、その後の経済の不確実性や、失われた旅の機会を取り戻すための「リベンジ旅行」がもたらした「燃え尽き症候群」によって、ここ数年は休暇を心から楽しむことができなかったという人もいるだろう。

キャンプ場の予約サイト、Campspot(キャンプスポット)によると、そうしたなかでいま多くの人が注目しているのは、リラックスとウェルネスを実感できるキャンプだ。従来のキャンプでの荒削りな体験では飽き足らなくなった人たちは、ウォーターフロントのロケーション、パノラマのような景色、高速の通信回線が提供されていることなどを求めているという。

キャンプスポットはこれら3つの条件を備えたキャンプ場に滞在する休暇を、「カームケーション(静かな休暇)」と呼んでいる。そして、その人気の理由には、「世界経済の不確実性から、心の慰めや静かさを得られる場所を求める人が増えている」ことがあると説明している。


新型コロナウイルスのパンデミックによって旅行をあきらめていたことに対する「リベンジ旅行」は、やりたかったことをすべて体験しようとして忙しい旅になる傾向があった。それに疲れた人たちが、「精神的なリフレッシュ」ができ、出費を抑えることもできるカームケーションを求めているという。

以下、そうした旅を楽しむことができる場所の例として挙げられている、欧州の3カ所をご紹介する。

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2024年の旅のトレンド、大自然と静かに過ごす「カームケーション」 - Forbes JAPAN
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Friday, December 29, 2023

空を見上げれば故人が星に… 自然葬に新たな選択肢 港区の納骨堂が「宇宙葬」 :東京新聞 TOKYO Web - 東京新聞

アルミ製カプセルを手に、宇宙葬について話す葛西智子社長(右)と福井威人住職=港区の瑞華院「了聞」で

アルミ製カプセルを手に、宇宙葬について話す葛西智子社長(右)と福井威人住職=港区の瑞華院「了聞」で

 人は亡くなると、星になる-。室町時代の1492年に創建された瑞華院(ずいけいん)の全個室納骨堂「了聞(りょうもん)」(東京都港区南麻布5)が、葬祭関連事業「SPACE NTK」(茨城県つくば市)と提携し、遺骨を宇宙空間に打ち上げる「宇宙葬」の提供を始めた。同社によると、納骨堂が宇宙葬の取り扱いを始めるのは国内で初めて。樹木葬や海洋散骨に代表される自然葬の新たな選択肢として注目されている。(奥村圭吾)

宇宙葬に使われる米スペースX社のロケット(SPACE NTK提供)

宇宙葬に使われる米スペースX社のロケット(SPACE NTK提供)

 人やペットの遺骨を入れたアルミ製カプセルを人工衛星「MAGOKORO号」に載せて、米スペースX社のロケット「ファルコン9」で打ち上げる。人工衛星は500キロほど離れた地球の軌道を数年周回した後、大気圏に突入する。燃えて流れ星になるため、宇宙ごみは生じない。

 宇宙散骨の金額は、遺骨の量に応じて、小さな卵サイズの少量から全骨まで55万~770万円(税込み)。直近では来年10月の打ち上げを予定している。

 埋葬のルールを巡っては、国は墓地、埋葬等に関する法律で「埋葬または焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に行ってはならない」と定める。だが、宇宙葬を含む自然葬などについては、葬送の一つとして節度をもって行われる限り、「遺骨遺棄罪には当たらない」といった見解を示している。

 数年前から宇宙葬に関心を持ってきた瑞華院の福井威人(いじん)住職は「いつでも、どこでも空を見上げれば、故人のことを思うことができる。いつも見守ってくれているという気持ちになれる」と話す。

 「SPACE NTK」の葛西智子社長は「子どものころからの『亡くなったら星になりたい』という思いを形にできた。今後、宇宙葬が当たり前の選択肢として広がっていってほしい」と期待する。申し込み、問い合わせは、瑞華院=電0120(1492)08=へ。

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Tuesday, December 26, 2023

富士・丸火自然公園グリーン 足元には溶岩 冒険気分で【キャンプ場だより】|あなたの静岡新聞 - あなたの静岡新聞

 富士山の溶岩でできた大地に広がる丸火自然公園内にあるキャンプ場です。木々のざわめきや鳥のさえずりをBGMに、自然の中でゆったりした癒やしの時間をお楽しみください。

木々に囲まれ、ゆったりとした時間を過ごせる丸火自然公園グリーンキャンプ場=富士市
木々に囲まれ、ゆったりとした時間を過ごせる丸火自然公園グリーンキャンプ場=富士市

 広葉樹に囲まれたテントサイトはこぢんまりとしており、サイト間の距離が離れています。プライベート感があるためソロキャンプや少人数のご家族にお薦めです。グループでご利用の際は、一部密接している「仲良しサイト」の利用が便利です。
 丸火自然公園内はアスレチックや散策路が整備されていて、冒険気分で豊かな自然を満喫することができます。溶岩による複雑な地形が魅力の一つなので、足元に注意してお楽しみください。50種類以上の野鳥が観察できる公園としても人気があります。ぜひバードウオッチングにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
 (富士市林政課 秋山沙理奈)

 施設概要 富士市大淵10847の1▽炊飯棟、トイレ▽料金 テントサイト使用料1000円▽問い合わせ<電0545(35)1697>

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環境に配慮した「近自然工法」で登山道を整備 隠岐の島で専門家を招いた講習会(島根・隠岐の島町)|FNNプライム ... - FNNプライムオンライン

隠岐諸島の最高峰・大満寺山で、専門家を招いた登山道保全整備の講習会が開かれました。

大満寺山には、御神木としても祀られる巨木、樹齢800年の「乳房杉」や、近年の調査で隠岐最大の幹回りだとわかった「窓杉」などを見ることがきる登山道があります。

12月9日と10日、北海道を拠点に自然保護や登山道の保全活動を行う大雪山・山守隊の岡崎哲三さんを講師に招き、登山道整備の講習会が開かれました。

整備は「近自然工法」と呼ばれる環境に配慮した方法でおこなわれます。
金属やコンクリートは使わず、補修する場所の周辺にある倒木や枯れ枝、岩などを利用することで、生態系への影響が最小限に抑えられるのが特徴です。
参加者は講師の岡崎さんに教わりながら、2日間にわたり保全のノウハウを学びました。

環境省隠岐管理事務所 楊寛明管理官:
「登山道の歩きやすさを重視するというよりは、周りの生態系を守るための道をつくる活動をされている講師をお呼びして、隠岐でも取り組めたらと考えている」

隠岐では他の地域と比べると登山道の荒廃箇所は少ないといいますが、自然と共存しながらの利活用が求められています。

TSKさんいん中央テレビ

TSKさんいん中央テレビ

鳥取・島根の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。

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衛星データ活用で自然災害リスク低減へ、東京海上日動とQPS研究所が協業 - レスポンス

東京海上日動火災保険と小型SAR衛星の開発・運用を行うQPS研究所は、リスクマネジメント・デジタルプラットフォーム内のリスク管理情報機能において、衛星データを活用したサービス開発に向けて協業を開始したと発表した。

東京海上日動は、外部機関・企業との協業により、デジタルプラットフォームの機能拡充を進めていく。その一環として、QPS研究所との協業が決定した。

SARとは「Synthetic Aperture Radar(合成開口レーダー)」の略。地表にマイクロ波を照射し、反射して返ってきた信号を分析することで地表の画像を得るレーダー。雲や噴煙を透過し、昼夜や天候に関係なく地表の状況を把握することができる点が特長。

QPS研究所は、現在小型SAR衛星商用機を2機運用しており、今後、毎年複数機を打ち上げ、36機の小型SAR衛星のコンステレーションを構築し、平均10分ごとの準リアルタイム地上観測データサービスの提供を行い、人類の発展に貢献することを目指している。


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Sunday, December 24, 2023

<芦別>安全安心な食届けたい 芦別で自然栽培米を生産 太田拓寿さん(44):北海道新聞デジタル - 北海道新聞

 芦別市野花南町の稲作農家4代目で、肥料や農薬を使わず土地本来の力を生かす「自然栽培」で米を生産して16年目。雑草が多いなど苦労が絶えないが、「アレルギーがある人にも、おいしいお米を食べてもらいたい」と安全な米作りに取り組んでいる。...

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東海大諏訪が151得点の大勝…初出場の自然学園は初戦敗退/ウインターカップ2023 - BASKETBALL KING

最多22得点を挙げた東海大諏訪の板倉伶弥[写真]=伊藤大允

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 12月24日、「SoftBank ウインターカップ2023 令和5年度 第76回全国高等学校バスケットボール選手権大会」は大会2日目を迎え、東京体育館で行われた男子1回戦で東海大学付属諏訪高校(長野県)と自然学園高校(山梨県)が対戦した。

 第1クォーターから板倉伶弥と寺坂優羽の2名が2桁得点に到達するなどハイペースに得点を重ねた東海大諏訪は、前半だけで67-32の大量リードを奪うと、第3クォーターには50得点をマーク。圧倒的な得点力を見せつけ、最終スコア151-68の今大会最多得点で初戦を突破した。

 個人スタッツでは、ゲームハイの22得点を挙げた板倉や、6本の3ポイントを沈めた高田航太郎ら7選手が2桁得点をマーク。山梨県2位でウインターカップ初出場を果たした自然学園は、2年制の石堂奏心と杉田真斗が2桁得点を挙げたが、全国大会でも実績ある強豪に圧倒され、ウインターカップ初勝利はお預けとなった。

 勝利した東海大諏訪の次戦は、25日に東京体育館・カップヌードルコートで行われる第5試合。県立城東高校(徳島県)を破った桐光学園高校(神奈川県)と対戦する。

■ウインターカップ2023・男子1回戦
<東京体育館・Oricoコート>
東海大学付属諏訪 151-68 自然学園
東諏|34|33|50|34|=151
自然|13|19|18|18|=68

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Saturday, December 23, 2023

無料で自然葬、格安で連合葬儀 台湾・台北市、行政サービス最期まで:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

 無料で自然葬ができる街がある。人口およそ260万人、台湾の台北市。日本と同じく少子高齢化が進んで墓の継承者がいない、土地が狭くて墓の用地が足りない、といった課題に直面し、2000年代以降、自然葬の推奨にかじを切った。

 10月13日。台北市大安区辛亥にある市営の第二葬儀館では、早朝から葬儀が行われていた。

 亡くなったのは、李文峯さん(54)。4人きょうだいの末子で独身。病院で病死した。生前の希望通り、火葬後すぐに遺骨はパウダー状に粉砕され、公営墓地で樹木葬が行われることになっていた。遺族の許可を得て、李さんの樹木葬を見せてもらった。

わずか3分足らずで

 樹木葬は、火葬当日の午前11時から行われた。

 台北市南部に位置する文山区。富徳公営墓地は、高層マンションやビル群を見下ろす山腹にあった。曲がりくねった坂道の途中にある入り口には、金ぴかの巨大な仏像が並び、入るとすぐ納骨堂がある。その奥に「富徳生命記念園」と名付けられた小高い丘があり、5ヘクタールほどの散骨エリアが広がっていた。

 散骨エリアには、桜やガジュマル、キンモクセイなどが植えられた大きな花壇が複数あり、地面には石が敷き詰められ、きれいに整備されていた。

 樹木葬に参列した李さんの遺…

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五十嵐カノア「海をきれいに」 自然保護テーマのイベント - 日本海新聞

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Friday, December 22, 2023

大谷翔平の流暢な英語は「かっこよすぎ」 自然に飛び出す一言…貴重な一幕に歓喜 - Full-Count(フルカウント)

NFLを観戦…関係者と英語で話す場面に注目が集まった

 自然に話す英語ですら、ファンの心を掴んだ。ドジャース入りした大谷翔平投手は21日(日本時間22日)、ロサンゼルスで行われたNFLラムズ-セインツ戦を観戦した。試合前には水原一平通訳とともにグラウンドに降り、関係者と英語で会話。「きゃあー大谷君の生英語ー」「うひょーカッコいい」とファンは注目していた。

 大谷はこの日、黒いレザージャケットにジーンズというラフな格好で登場。アメフトのボールを手にし、「OHTANI 17」と書かれたラムズの特製ユニホームを着用するなど、リラックスした表情だった。

 試合前には関係者との写真撮影に応じながら、英語で話す場面も。米スポーツ局「ESPNロサンゼルス」が公式X(旧ツイッター)でその様子を動画で投稿すると、「大谷さんが英語を喋っている。ある意味そっちが貴重」「個人的に英語を話す大谷さんを見るのが大好きです」「大谷さん結構英語喋れるな」と歓喜していた。

【実際の動画】自然に会話「うひょーカッコいい」 流ちょうに英語を話す大谷翔平

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世界自然遺産30年の屋久島 ガイド普及、質の向上課題:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

 国内初の世界自然遺産になって30年を迎えた鹿児島県屋久島。海外からも人が訪れ、観光が基幹産業となった。一方で30年たっても解決しない課題もある。

 屋久島が世界遺産になったのは1993年12月。樹齢7200年ともいわれる縄文杉を目あてに、入島者数はピークの2007年度に40万人を超えた。

 「縄文杉の前は混雑して30分以上動けなかったほどでした」

 ガイド歴約20年の中馬慎一郎さん(51)が振り返る。観光地となったことで、山や海を案内するガイドが根づいたのが、この30年の変化の一つだ。

 中馬さんは屋久島観光協会のガイド部会長。協会に登録するガイド約140人を束ねる。所属していない人を含めてガイドは180人ほどいるという。

 ピーク時の縄文杉登山ルートは道が狭く、多くの人で踏み荒らされた。4~5時間かけて縄文杉に着いても人気の写真スポットは混雑して時間待ち。トイレも並んでパンク状態だった。多いときで1日1千人超。いまと比べて5~10倍も多い。そんな混雑をいち早く経験した。

 それから観光客は減少。2社あった高速船が1社になって運賃が高くなったことや、LCC(格安航空会社)路線が充実したことで観光客が沖縄などの離島に行くようになったためといわれる。

 入島者数は最近では19年度に25万人と世界遺産登録前と同じ水準に戻り、新型コロナの影響を受けた21年度は15万人まで落ち込んだ。コロナ禍が落ち着き、春ごろから本格的に回復し始め、外国人客も目立つようになった。

 中馬さんは現状を「混雑感もなく、ちょうどいい感じ」と話す。だからこそ、「観光客が増えた時に備えた施策をいまからつくっておく必要がある」。

 屋久島町はジェット機が就航できるよう空港の滑走路延伸を求めている。目標とする入島者数は年35万人。滑走路延伸が実現して東京との直行便が就航すれば、再び屋久島に注目が集まる可能性がある。

 島では人数制限を含めた議論が始まっている。縄文杉への立ち入り制限は11年に浮上したが、町議会が観光客が減るおそれがあると条例案を否決し、見送った経緯がある。それから12年。早ければ来春にも方向性が示されそうだ。

 一方で「ガイドの質を上げることも課題」と中馬さん。町は16年に公認ガイドの認定制度をつくった。現在55人がいる。屋久島では山だけでなく、海や川といった観光資源もあり、地域の伝統文化や魅力も味わってもらおうと「里のエコツアー」という企画も始まっている。

 「屋久島を深く知ってもらい、観光客の満足度をより高めることがガイドには求められる」。中馬さんは屋久島に何度も来てもらえるようリピーターを増やす取り組みが必要だという。

 安房地区にある環境省屋久島世界遺産センターの入り口には、ロープで金具に結ばれたポリタンクが置かれている。中には20リットルの水。背負子(しょいこ)だが、重くて少し動かすのもひと苦労だ。

 「これにし尿を入れて背負って山から下りてくるんです」と職員が教えてくれた。歩くたびに中のし尿が左右に揺れるためバランスをとるのが難しいといい、「大変なんですよ」。

 いまでも解決していない課題が登山者のし尿問題だ。

 山岳部の避難小屋のくみ取り式トイレにたまったし尿の多くは、タンクに入れて人力で里に運んでいる。

 この費用をまかなうため、17年に山岳部環境保全協力金の制度が導入された。500円の募金から、条例に基づき日帰り入山で1千円、山中での宿泊を伴う場合は2千円を任意で支払ってもらう仕組みに変えた。観光案内所などで集めている。

 最初の年は支出を上回る7767万円が集まった。しかし、事務局職員による横領事件が発生したこともあり、協力金は一気に減少。毎年赤字続きで、年2700万円ほどを町の一般財源から穴埋めしている。町職員は「早く町民負担にならないようにしないと」と顔を曇らせる。

 自然環境を守り、快適に山を楽しんでもらうためには放置できない問題。財源確保のため、関係者からは協力金額の見直しや、いろんな用途に使えるよう広く「入島税」を集めては、という意見も出ている。

 12月9、10日、人気の白谷雲水峡の小屋で、登山者に携帯トイレを無料で配り使ってもらう試みがあった。携帯トイレを持参して山で使い、登山口などにある回収ボックスまで持ち帰ってもらうという取り組みは、環境省も勧めている。

 環境省屋久島自然保護官事務所の竹中康進(やすのり)首席企画官は「し尿処理の量を減らすことにつながる一つの方策」と意義を語る。ヘリコプターを使った搬出、バイオトイレ……。さまざまな策を併用し、問題解決に向けて模索が続いている。(仙崎信一)

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Thursday, December 21, 2023

無料でできるマルチカメラ映像の編集 ~自然な映像切り替えや色味の統一の方法論【働く人のための「DaVinci ... - 窓の杜

 本連載では、無料で使える高機能な動画編集ツール「DaVinci Resolve」の使い方をお伝えしています。

無料でできるマルチカメラ映像の編集 ~自然な映像切り替え法や色味の統一法

 昨今ビジネスで必要とされ始めた動画編集のスキルを得るための本連載。今回は、無料で使える動画編集ツール「DaVinci Resolve」を使ったマルチカメラ映像の編集を解説します。

 基本的な操作方法から、どのようなところで映像を切り替えるべきかという技術論まで詳しく解説。映像の切り替えを自然に見せるためのテクニックや、簡単に色味を統一するテクニックを紹介しています。

 是非ご覧ください。

働く人のための「DaVinci Resolve」の注目記事一覧

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奄振法 豊かな自然「奄美の姿」 「琉球弧で議論を」連携見据え<奄美の今・これから~復帰70年>2 - 琉球新報デジタル

 かつてアダンが茂っていた自然豊かな海岸線は、すっかり護岸堤が張り巡らされ、消波ブロックが並ぶ。家の近くにある河川で小魚が泳ぐ姿をながめることが何よりの楽しみだったという女性は、寂しそうに笑う。「最近はずっと見ていない。開発でシマにできたものも多かったけど同じぐらい消えたものも多いのよ」

 島民の生活向上を目的に、復帰翌年の1954年に奄美群島振興開発特別措置法(奄振法)が制定された。道路や空港、河川のほか土地改良などインフラ整備を重点にした公共事業が次々に進められた。予算は1970年代後半には直近の予算より3.5倍の993億円にまで増額。事業はさらに大型化し、「土木振興事業」と揶揄(やゆ)されることもあった。公共事業偏重の国の振興策は生活に豊かさをもたらしたのか。

 「島民に(豊かさの)実感はそこまでないのでは」と語るのは、元奄美市議で奄美の自然と平和を守る郡民会議の関誠之さん(71)。ハード整備が進められたものの、医療や教育など住民生活に寄り添ったソフト面の充実にはほど遠いという。

 来年度末で期限切れを迎える同法について鹿児島県は延長を求め、国も同意の意向を示している。県が同法の新たな方向性を示す住民などへの総合調査で、島の魅力を問う項目では「豊かな自然に恵まれていること」との意見が最も多かった。開発と対極にある自然保護こそ、島民が求める「奄美の姿」だった。

 2021年7月、奄美大島、徳之島、沖縄島北部、西表島がそれぞれ世界自然遺産として登録された。鹿児島県は総合調査報告書に、世界自然遺産登録を機に交流人口の拡大を目指した沖縄との連携強化を盛り込んだ。

 元奄美市総務部長で「奄美群島の日本復帰運動を伝承する会」の活動も行う花井恒三さん(76)は、これまでの公共事業の推進に一定の評価をした上で「今までは『本土並み』として本土にばかり目を向けていたが、南を向く時がきたのかもしれない」と強調する。関さんも「そろそろ奄美、沖縄と分けるのではなく、ともに進める議論があってもいいのではないか」と琉球弧の連携を見据えた。

(新垣若菜)

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Wednesday, December 20, 2023

山下智久、民放ドラマ5年ぶり主演!自然災害から人々の命を守る気象学の天才役 - RBB TODAY


 山下智久主演ドラマ『ブルーモーメント』(フジテレビ系、毎週水曜22時~)が、2024年4月にスタートする。

 同作は、甚大な気象災害によって脅かされる人命を守るべく、知恵と知識を駆使して現場の最前線で、命がけで救助に立ち向かうSDM本部(特別災害対策本部)メンバーの奮闘物語。そんなSDM本部のチーフで気象研究官を務める主人公・晴原柑九朗を演じる山下は、今作が5年ぶりの民放ドラマ主演となる。また、フジテレビ系ドラマの出演および主演はドラマ『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 3rd season』(2017年7月期)以来、実に7年ぶり。

 なお、原作は現在『COMIC BRIDGE』(KADOKAWA)で連載中の同名コミック。コミックスは2巻まで発刊されている(※3巻は2024年4月発売予定)。原作および番組タイトルの“ブルーモーメント”とは、日の出前と日の入り後のほんのわずかな間だけ、その街全体が濃い青色に染まる時間のこと。「ブルーモーメントを見られること」は、「いつもとなんら変わらない朝を無事に迎えられること」を意味する。

 主演の山下が演じる晴原は、気象庁気象研究所の研究官。端正な顔立ちと爽やかな笑顔がトレードマークで、報道番組のお天気コーナーにも出演している。だが、そんな姿からはまったく想像もつかない別の顔が晴原にはある。それは気象災害から人命を守るために活動するSDM本部(特別災害対策本部)の1人として災害現場で奮闘しているのだ。リーダー格(チーフ)を務める晴原は気象学の天才で、持ち前の頭脳と現場で感じた生の天気から膨大な気象情報を多角的に考察することができ、人命がかかる緊迫した状況でも一手先を読む力を持ち合わせている。

 一方、口が悪い(毒舌の)ため、周囲からたびたび反感を買ってしまう。だが、晴原の人命救助に対する熱い志や真っすぐな姿勢はやがて仲間の彼に対する見方を変え、共感を得た者たちと共に唯一無二の最強SDMチームを作り上げる。そんな晴原だが、彼にはずっと追い続けている謎があった。

 山下は7年ぶりに同局ドラマで主演を務めることについて「幼い頃から数々の作品に出させていただいたフジテレビさん、7年ぶりにまたこのような素晴らしい作品で主演をやらせていただけること、光栄に思っております」と喜び。原作を読んだ感想については「身近に感じていた“天気”について知らなかったこと、また掘り下げていく細やかな描写などがとても興味深く、のめり込んで読ませていただきました。生きていくヒントになるような原作からいただくパワーをドラマでもしっかり皆様にお伝えできるよう全力を尽くしますので、ぜひ放送を楽しみにしていてください」と語っている。



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Tuesday, December 19, 2023

信州の大自然を舞台に 地殻変動や高山植物 研究紹介〈山と人と信州と〉|信濃毎日新聞デジタル 信州・長野県の ... - 信濃毎日新聞デジタル

 日本の屋根とも言われるアルプスなどでの動植物や地質の研究を紹介した信州大学(本部・松本市)の展示が12月22日まで、東京都千代田区の文部科学省のエントランスホールで行われている。

 展示のテーマは「信州大学の自然科学」。会場の背景には北ア南部の大型パナラマ写真が据えられ、山岳を訪れた雰囲気を演出。その前には8本の筒が並べられ、約160万年前から激しさを増した北アの隆起や、魚を捕らえて食べる上高地のニホンザルの生態、北極圏周辺をルーツとする高山植物コマクサの進化といった研究成果を解説している。ライチョウの剥製の展示に加え、ドローン撮影などによる映像も流している。

 午前10時~午後6時(入館は午後5時半まで)。入場無料。

     ◇

■主な展示内容

 ▽信州自然科学の祖、矢澤米三郎と信州博物館

 ▽古の山岳ロマン 「北アルプス1万メートルの幻の火山」

 ▽剥製(ライチョウ)に尋ねる100年前の遺伝子情報

 ▽世界初、サル類の魚食行動の観察・撮影に成功

 ▽100年の時を超えて知る、高山植物コマクサの進化史

 ▽信州大学農学部付属アルプス園フィールド科学教育研究センター

 ▽地域の期待と45年の歴史を背負う理学部伝統の諏訪湖研究

 ▽日本屈指の山岳図書コレクション「小谷コレクション」

 ▽貴重な自然の遺産を引き継ぎ未来につなぐ信州大学自然科学館

     ◆

 【信濃毎日新聞の山岳関連の記事】

信州の山

https://www.shinmai.co.jp/top/shinshu-no-yama

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動物ふれあいと自然体験 in 阿蘇|お出かけ情報|熊本日日新聞社 - 熊本日日新聞

check_circle 参加条件有り local_offer 子ども向け

 熊本県在住の4才~9才を対象に、阿蘇市の花見山自然公園と永草牧野で、羊や牛とのふれあいや餌やり、植物観察、牧野散策などの自然体験をする。雨天時は2月24日(土)に延期。
希望者はメール(6anz2111@gmail.com )で①参加の子どもの氏名(ふりがな)②年齢③通園、通学校名④保護者の携帯番号⑤食物アレルギーの有無 を明記し申し込み。

※移動はマイクロバス(主催者負担)、保護者は送迎のみ、各自飲み物持参。
【留意事項】
(1) 行事当日に発熱や体調の悪い場合は参加不可
(2) 食物アレルギーの人は弁当を持参
(3) 子どもゆめ基金への報告や広報のために写真撮影を了承した上で参加を

期間

2024年2月17日(土)

時間 9:30 ~ 13:15
集合・解散はJR阿蘇駅前広場 ※集合時間厳守
場所・会場
JR阿蘇駅前の広場
〒869-2225 熊本県阿蘇市黒川1440-9
料金 参加費 500円(保険・昼食代込み )当日徴収
  ※2月15日以降はキャンセル料(参加費分)を徴収
申し込み先 メール  6anz2111@gmail.com (久保さんあて)
定員 先着27名
参加条件 熊本県在住の4才~9才 
公式サイト https://pr.yume.niye.go.jp/
主催 阿蘇あか牛羊プロジェクト
問い合わせ先
阿蘇あか牛羊牧場・飛岡さん
phone 090(1347)2962

※ 天候などにより、予定が変更になる場合がございます。問い合わせは、各イベントの問い合わせ先へお願いいたします。

※ お出かけ情報の掲載希望を受け付けています。投稿フォームはこちら

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動物ふれあいと自然体験 in 阿蘇|お出かけ情報|熊本日日新聞社 - 熊本日日新聞
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山口県知事が洞窟体験 自然を生かして観光資源「アウトドアツーリズム」を視察 | TBS NEWS DIG - TBS NEWS DIG Powered by JNN

自然を生かした観光資源として開発が進められている美祢市の秋芳洞で、山口県の村岡知事が洞窟探検を体験しました。山口県は、自然を生かして観光資源とする「アウトドアツーリズム」を進めています。観光地域づく…

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山口県知事が洞窟体験 自然を生かして観光資源「アウトドアツーリズム」を視察 | TBS NEWS DIG - TBS NEWS DIG Powered by JNN
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[ESG徹底予測2024]自然関連財務情報の開示本格化 統合報告書に記載へ - 日経ビジネスオンライン

環境:TNFD開示
自然の開示が本格化へ

TNFD枠組みに沿った自然の開示に本腰を入れる企業が急増する。CDPは生物多様性を含む統合質問書への回答を企業に要請する。

 2023年9月に自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)の枠組みが公表されたことを受け、24年は枠組みを使って開示に乗り出す企業が増えるだろう。TNFDは「早期開示宣言」を行う企業を募集しており、24年1月の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で発表する。

 TNFDタスクフォースメンバーの秀島弘高氏は「宣言企業は24年または25年の事業の開示が求められるため、統合報告書やTNFDレポートへの記載が本格化するのは25年から」とみる。既にTNFD試作版を使って開示した企業も複数あり(下図)、本格開示に向けた作業が加速する。「金融機関もTNFDガイダンスの指標に沿った計測開始と企業との対話が重要になる」(秀島氏)。

各社がTNFD枠組みの試作版を使った開示に乗り出している。キリングループ(左下)は統合開示を試みた。24~25年は正式版を使った開示が本格化する

各社がTNFD枠組みの試作版を使った開示に乗り出している。キリングループ(左下)は統合開示を試みた。24~25年は正式版を使った開示が本格化する

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Monday, December 18, 2023

自然との共存、未来築く 「レジリエンスの時代」著者リフキン氏:北海道新聞デジタル - 北海道新聞

 9月に日本で「レジリエンスの時代」(集英社)が刊行され、社会や経済などすべての分野で転換が不可欠との提言が注目を集めたジェレミー・リフキン氏。このままでは人類は絶滅の危機を迎えると警鐘を鳴らすリフキン氏に、生き延びるための方策を聞いた。...

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自然と共生する社会へ「子どもの興味が大事」 東海でフォーラム:中日新聞Web - 中日新聞

学生からの提言を発表する深津さん(右奥の左)と加々美さん(右奥の右)=東海市中央町の商工センターで

学生からの提言を発表する深津さん(右奥の左)と加々美さん(右奥の右)=東海市中央町の商工センターで

 知多半島における生物多様性をテーマにしたフォーラムが15日、東海市中央町の商工センターであった。環境問題に取り組む学生が、自然と共生する社会の実現にむけて実現したい活動を発表した。

 登壇したのは、ともに学生団体「命をつなぐプロジェクト学生実行委員会」のメンバーで、大同大建築学科3年の加々美薫さん(21)と、人間環境大環境科学科3年の深津知希さん(20)。知多半島臨海部の企業緑地で、生態系の形成を目指す取り組みをしている。...

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自然遺産の魅力発信、連携のとき 白神山地・屋久島登録から30年:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル

 青森・秋田両県にまたがる白神山地鹿児島県屋久島が、日本で初めて世界自然遺産に登録されて30年たった。それぞれ課題や教訓を抱えながら、5カ所となった日本の自然遺産が、連携して意義と魅力を発信すべき時に来ている。(編集委員・石井徹

 ■白神山地 入山減少、アクセス課題

 青森・秋田両県にまたが…

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「富士五湖自然首都圏フォーラム設立一周年記念講演会」を開催します - PR TIMES

○記念講演会 概要

(1)日 時:令和5年12月22日(金) 14時00分から16時30分まで(受付13時30分から)

(2)場 所:東京コンベンションホール 大ホール

     (東京都中央区京橋 3丁目1-1 東京スクエアガーデン5F)

(3)プログラム

 ・主催者挨拶(山梨県知事・富士五湖自然首都圏フォーラム 代表 長崎幸太郎)

 ・最高顧問就任挨拶(元サッカー日本代表監督,今治.夢スポーツ代表取締役 岡田武史)

 ・基調講演:富士五湖自然首都圏構想について

  (山梨県顧問・富士五湖自然首都圏フォーラム 会長 田坂広志)

 ・新たな2つの国際コンソーシアム

  1.富士五湖グローバル・ビレッジ

   (山梨県顧問・富士五湖自然首都圏フォーラム 会長 田坂広志)

  2.富士グリーン水素コミュニティ

   (山梨県顧問・富士五湖自然首都圏フォーラム 会長 田坂広志)

   (山梨県企業局電気課新エネルギーシステム推進室長 宮崎和也)

https://prtimes.jp/a/?f=d78927-213-2c5851b50a42f661c39f1db56cd59aab.pdf

○お申込

 事前参加登録はQR コードまたは WEB サイトからご登録ください。

 https://forms.office.com/e/vD8bFb8cgh

○取材について

 事前の申込みは不要です。

○お問い合わせ

 山梨県知事政策局 富士五湖自然首都圏フォーラム推進グループ TEL 055-225-3967

【参考情報】

富士五湖自然首都圏フォーラムについて

○ 富士山の「世界文化遺産登録10 周年」を契機として、「富士五湖地域」を、新たな時代に求められる「自然首都圏」へと発展させていくことをめざし、令和4年12月に設立された産官学労社広民(※)の協働組織体。

(※)産業界・民間企業、政治・行政、大学・教育機関・研究機関、労働組合、社会貢献団体・NPO・社会起業家、メディア、国民・県民のあらゆるステークホルダーから参加を募る

○ 「自然首都圏」のコンセプトとは、豊かな自然、恵まれた自然の中で生活し、日々、余暇を楽しみながら、同時に、リモートワークを活用し、首都圏の民間企業や公的組織で働くことのできる、また、個人として働くことのできる、「新たなワーク・ライフスタイル」を実現する地域のこと。

○ 「自然首都圏」実現のために、まずは、アートシティ富士五湖・富士五湖グリーンモビリティ・富士五湖アカデメイアなど5つのワーキンググループで具体的な取り組みの検討を始めている。詳細は、専用ウェブサイトを参照。

https://fuji5lakes-forum.jp/

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Sunday, December 17, 2023

企業向け生物多様性セミナー第3回「自然再生 先進企業に聞く、ネイチャーポジティブの現場」開催:時事ドットコム - 時事通信ニュース

[NACS-J]

1/31(水)開催!ゲスト ラッシュジャパン合同会社、株式会社佐久

● 日本自然保護協会は、(一社)大丸有環境共生型まちづくり推進協会と共催のもと、企業に向けた生物多様性セミナーを全4回連続で開催
● 第3回は「自然再生 先進企業に聞く、ネイチャーポジティブの現場」と題し年明け1/31(水)に開催
● ゲストはラッシュジャパン合同会社 黒澤 千絵実 氏、柿川 桜 氏、株式会社佐久 佐藤 太一 氏
●2023年11月に発表された最新のネイチャーポジティブとビジネスのガイドラインについても解説

企業の事業活動は多くの自然資源、そして生物多様性に支えられています。一方で、企業の事業活動は、自然へのインパクトも大きく、2030年までに「ネイチャーポジティブの実現」を目指す上で、自然資源を真に持続可能な形で利用し、さらには事業活動を通じて生物多様性を保全していくことが強く求められています。

第3回は、実際に事業活動で積極的にネイチャーポジティブな社会の実現を目指している企業をお招きします。地域の自然資源を持続的に活かすだけでなく、生物多様性の保全、さらに回復にもつなげていく。その挑戦への思いやきっかけ、苦労、そして今後の展開など、担当者の生の声をお伝えします。

2023年11月に発表された最新のネイチャーポジティブとビジネスのガイドラインについても解説します。

イベントURL:https://www.nacsj.or.jp/partner/2023/11/38310/

開催概要

日 時 2024年1月31日(水)15:30~17:00
形 式 会場&オンラインのハイブリッド開催

●会場:3×3Lab Future (東京都千代田区大手町1-1-2 大手門タワー・ENEOSビル1階)
アクセス:東京メトロ、都営地下鉄大手町駅(C10出口)より徒歩2分
https://www.ecozzeria.jp/about/accessmap.html
●オンライン:「zoomウェビナー」を利用します。

対 象 生物多様性保全やネイチャーポジティブにご関心のある企業の方
定 員 会場60名、オンライン200名 ※先着順
参加費 無料(事前申込必要)
主 催 公益財団法人 日本自然保護協会
共 催 一般社団法人 大丸有環境共生型まちづくり推進協会(エコッツェリア協会)

申し込み方法

以下の専用フォームからお申し込みください。

お申し込みフォーム(zoomウェビナー登録ページに移動します)
https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_ZQESVsrKSm6lAflD50ygUQ

※会場参加の方も、Zoomウェビナー登録画面から、「会場参加」を選択し、お申込みください。

お問い合わせ:
03-3553-4101 partnership@nacsj.or.jp
日本自然保護協会 企業生物多様性セミナー担当

プログラム

解説「ビジネスとネイチャーポジティブ、おさえておきたい10の原則(仮)」
日本自然保護協会

話題提供「原材料調達を通じて進める自然再生 LUSHの進めるリジェネラティブ・バイイング(仮)」
ラッシュジャパン合同会社 黒澤 千絵実 氏、柿川 桜 氏

話題提供「絶滅危惧種イヌワシとともに歩む佐久の事業(仮)」
株式会社佐久 佐藤 太一 氏

質疑応答、セッション

演者紹介

黒澤 千絵実 氏(ラッシュジャパン合同会社 バイイングチーム スーパーバイザー)
ラッシュジャパン合同会社で、2013年よりバイイングチームに所属。原材料を購買することで社会や環境に対して再生的な活動につながる「リジェネラティブバイイング」に従事し、近年はラッシュジャパンが取り組むリジェネラティブバイイングのプロジェクトにおいて国内外問わずサプライヤーと連携して活動する。

柿川 桜 氏(ラッシュジャパン合同会社 バイイングチーム スタッフ)
2020年4月にラッシュジャパン合同会社に入社。入社後、リテイラーとして店頭に立ち接客業務をこなす傍ら、環境保全活動にも勤しむ。現在バイイングチームに所属し、原材料購買を通し環境や社会の再生を目指す「リジェネラティブバイイング」活動に従事。

佐藤 太一 氏(株式会社佐久 専務取締役、南三陸森林管理協議会 事務局長)
1984年宮城県生まれ。理学博士。宇宙放射線物理の研究に取り組んでいたが、震災後、家業を継ぐため2012年に南三陸町へ帰郷。2015年10月に林業団体「南三陸森林管理協議会」で宮城県初の国際森林認証(FSC(R))を取得。その後、南三陸町役場新庁舎の全体プロジェクト認証を取得(公共施設として国内初)に貢献するなど、森林認証を活用し南三陸林業を真剣に考え、南三陸町における独自の林業の構築を目指し、さまざまな取り組みにチャレンジしている。(合同会社MMR 代表。みちのく伊達正宗歴史館 代表取締役社長。一社)南三陸町観光協会 副会長。南三陸いのちめぐるまち学会 学会長)

企業セミナー全4回開催予定はこちら

https://www.nacsj.or.jp/partner/2023/10/37709/

参考

公益財団法人 日本自然保護協会について
自然保護と生物多様性保全を目的に、1951年に創立された日本で最も歴史のある自然保護団体のひとつ。ダム計画が進められていた尾瀬の自然保護を皮切りに、屋久島や小笠原、白神山地などでも活動を続けて世界自然遺産登録への礎を築き、今でも日本全国で壊れそうな自然を守るための様々な活動を続けています。「自然のちからで、明日をひらく。」という活動メッセージを掲げ、人と自然がともに生き、赤ちゃんから高齢者までが美しく豊かな自然に囲まれ、笑顔で生活できる社会を目指して活動しているNGOです。山から海まで、日本全国で自然を調べ、守り、活かす活動を続けています。
http://www.nacsj.or.jp/

一般社団法人 大丸有環境共生型まちづくり推進協会(エコッツェリア協会)
2007年設立。エコッツェリア協会では、会社でも自宅でもない第3の場所「3×3Lab Future」を拠点として、「経済」「環境」「社会」をテーマに大手町・丸の内・有楽町地区のまちづくりを推進しています。企業・就業者のコミュニティ形成や、次世代のサステイナブルな社会の実現に向けて、未来につなぐ持続可能なビジネス創発に取り組んでいます。
https://www.ecozzeria.jp/

企業プレスリリース詳細へ (2023/12/18-13:16)

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圧巻の自然景観!悠久の時間が創ったアメリカの国立公園はなぜ予約が必要なのか?(ダイヤモンド・オンライン ... - Yahoo!ファイナンス

● 2024年に事前予約が必要な3公園

 まずは約2000もの穴の開いた岩が集中するアーチーズ国立公園。2024年の場合、4月1日~10月31日の7:00~16:00に車で入園するには予約が必要です。予約のチャンスは2回あり、3ヵ月前の1日(例:7月分の受付開始は4月1日)と、前日の19:00(現地時間・山岳部標準時MST)からです。

 カナダ国境に接するグレイシャー国立公園のゴーイング・トゥ・ザ・サン・ロードは、2024年5月24日~9月8日の6:00~15:00に西側から車で入園する場合に予約が必要(東側のセントメリーから入って西へ抜ける場合は不要)です。メニーグレイシャーも2024年7月1日~9月8日の6:00~15:00に車で入園する場合は予約が必要です。予約開始は120日前の8:00(MST)と、前日の19:00(MST)です。

 ロッキーマウンテン国立公園では、2024年5月24日~10月15日の9:00~14:00に車でトレイルリッジ・ロード&オールド・フォールリバーロードへ入園する場合と、2024年5月24日~10月20日の5:00~18:00にベアレイクロードを訪れる場合に予約が必要です。予約受付は前月1日と、前日の19:00(MST)に開始されます。

 ※さらに詳しい情報は、『地球の歩き方 アメリカの国立公園2024年~2025年版』ホームページ内「訂正・更新情報」をご覧ください。

米国内務省予約システム
電 話  1877-444-6777(アメリカ国内通話無料。日本からは有料)
時 間  10:00~24:00(東部標準時EST)
休業日 11月第4木曜、12/25、1/1
URL  https://ift.tt/7tFn1r5
予約手数料 いずれも車1台$2(入園料別)
・園内のロッジやキャンプ場などの予約がある場合、上記の入園予約は不要
・現地はネット環境が貧弱なので、予約許可証はあらかじめスマホなどにダウンロードまたは印刷を

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「銚子川大冒険」で親子ら自然に触れる 紀北のキャンプ場:中日新聞Web - 中日新聞

自然を探検する児童ら=紀北町便ノ山で

自然を探検する児童ら=紀北町便ノ山で

 紀北町便ノ山の町営キャンプ場「キャンプinn海山」で17日、一帯の山と川を歩いて自然を体験する企画「銚子川大冒険」が開かれ、県内の親子連れら計17人が参加した。

 アウトドア活動を通じて農山漁村地域の活性化を担う若者「みえアウトドア・ヤングサポーター」を育成する県の事業の一環。三重大などの学生と高校生でつくる一般社団法人「NELCrew」が講師を務めた。参加者たちはキャンプ場の裏山を歩いて小川や滝の流れを間近で確認し、水の循環について学んだ。その後は銚子川に生息するカニやカワムツなどの生物を観察したり、カヌーに乗ったりした。...

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Saturday, December 16, 2023

自然栽培テーマ 氷見でマルシェ:北陸中日新聞Web - 中日新聞

にぎわう自然栽培のマルシェ=氷見市芸術文化館で

にぎわう自然栽培のマルシェ=氷見市芸術文化館で

 氷見自然栽培マルシェ2023(北陸中日新聞後援)が16日、氷見市芸術文化館であった。農薬や化学肥料を使わない食べ物や環境に配慮したアクセサリーなど26店が並び、関心のある人たちでにぎわった。

 「自然栽培を知る・食べる・感じる」をテーマに、「ひみオーガニック給食プロジェクト」(菅沢康平代表)が初めて開催した。2階ロビーにオーガニックココナツカレー、玄米コーヒーなどが出店。農具の藤箕(ふじみ)づくり実演やアクセサリー制作体験も行われた。

 無農薬無肥料の「奇跡のリンゴ」栽培で知られる青森県の木村秋則さんの講演「自然栽培のこれから」や発酵食品の映画上映もあった。(小畑一成)

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世界で最も訪問された自然奇観トップ10、ハロン湾が4位[観光] - VIETJOベトナムニュース

  • ・訪問者が多い自然奇観、ハロン湾4位
  • ・世界各国から年間260万人が訪問
  • ・1位は米国のグランド・キャニオン

米国の旅行雑誌「The Travel」はこのほど、「世界で最も訪問された自然奇観トップ10」のリストを発表した。この中には、東北部地方クアンニン省ハロン市のハロン湾が第4位にランクインしている。

 同ランキングは、世界の自然の驚異を保護し、促進するという使命を持って設立された組織Seven Natural Wondersとグーグル(Google)による評価、さらにインスタグラム(Instagram)やティックトック(TikTok)、トリップアドバイザー(TripAdvisor)から収集された最新のデータに基づいて順位をつけている。

 同誌は、ベトナムについて美しい自然景観に恵まれた国であると紹介。中でもハロン湾は、エメラルドグリーンの美しい水面に、約2000におよぶ奇岩の島が浮かぶベトナムの一大観光地。1994年に世界自然遺産に登録されており、国内外から多くの観光客をひきつけている。毎年の訪問者数は260万人余り。

 また直近では、米経済誌フォーブス(Forbes)による「2024年の旅行に最適な目的地トップ24」にハロン湾が選出されたほか、米国の旅行雑誌「コンデナスト・トラベラー(Conde Nast Traveler=CN Traveller)」が選ぶ「世界で最も美しい旅行先トップ51」でもランクインを果たしている。

 なお、「The Travel」が選ぶ「世界で最も訪問された自然奇観トップ10」は以下の通り。

1位:グランド・キャニオン(米国)
2位:テーブルマウンテン(南アフリカ)
3位:モレーン湖(カナダ)
4位:ハロン湾(ベトナム)
5位:マッターホルン(スイス・イタリア)
6位:グレートバリアリーフ(オーストラリア)
7位:アーチーズ国立公園(米国)
8位:モハーの断崖(アイルランド)
9位:イグアスの滝(アルゼンチン・ブラジル)
10位:グアナバラ湾(ブラジル)

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オーガニックコスメで離島の自然を未来につなぐリジェネラティブ・カンパニー・アワード2023:リトコス - WIRED.jp

日本書紀で「椿の島」と称されるほど古くから椿が自生する佐賀県加唐島。いまでも冬から春にかけて、約25,000本のヤブツバキが花を咲かせる。

しかし、東京の大島や利島、長崎の五島列島といった椿の産地と比べ、加唐島の知名度は低い。加えて、この地域の島々はどこも人口減少や耕作放棄地の増加、空き家問題や主産業である漁業の衰退などの問題を抱えている。

こうした問題と、いままで生かされていなかった島の豊かな自然をつなげているのがリトコスだ。同社は椿など島の植物を使ったオーガニックコスメの原料の栽培・製造に始まり、現在は離島の自然に触れるツアーや離島留学事業も進めている。

同社の創業者である三田かおりがその先に見据えるのは、次世代のための循環型社会をつくること。島だけの地域おこしに留まらない、オーガニックコスメを起点とした島のエコシステムの再生について話を聞いた。

知名度のない資源をどう生かすか

──三田さんはリトコスの創業前、化粧品メーカーで働いていたと伺いました。なぜ佐賀県でリトコスを創業するに至ったのでしょうか?

佐賀県は地元なんです。といっても、育ったのは現在拠点としている唐津市ではなく、佐賀市なのですが。就職は県外に出ましたが、出産と離婚を機に佐賀県に帰り、県の商工会連合会に就職しました。転機となったのは、そこで地方創生の仕事に携わったことです。その後、化粧品と地方創生をテーマにした組織が県内で立ち上がったのを聞いて、唐津にあるジャパン・コスメティクスセンターに所属しました。そこで椿をはじめとする地産素材の産地形成を任され、加唐島に自生する椿のことや、高齢化や産業の衰退、害獣といった島の問題について学び、事業を立ち上げたんです。その後、その事業をそのまま独立させるかたちでリトコスを創業しました。

──加唐島は古くから椿が自生していたと聞きましたが、いままではどう活用されてきたのでしょうか?

地元のおばあちゃんたちが椿油にして使っていました。椿油は地元の土産物店などで販売もされてはいたのですが、何に使うのかは特に明示されておらず、ただ「特産品」とだけ銘打って瓶で売られていたんです。そもそも漁業が主な産業なので、椿を栽培したり、椿油を製造したりしていた人もほとんどいません。

リトコスの創業者で社長を務める三田かおり。

リトコスの創業者で社長を務める三田かおり。

PHOTOGRAPH: RETOCOS

それぞれの島の「個性」を強みに

──いまでこそオリジナル・スキンケア・ブランドなどで原料として使われていますが、ブランドも担い手もいない状態から知名度を上げていくのは気が遠くなるような道のりに感じます。

そもそも加唐島の知名度は低く、東京の大島や長崎の五島列島など椿の主要な産地に対して、いくら頑張ったところで唐津の小さな離島は勝てませんでした。それがわかってからは、製品の裏にあるストーリーを伝えたり、産地や生産者の情報などを公開して透明化を図ったりすることで、企業のCSR活動などに貢献できるかたちを取りました。そうして椿を原料として、企業に使っていただくケースが増えてきたんです。

もちろん、はじめのうちは多くの企業から「ほかの産地と比べてブランドも供給力もない」という厳しい言葉をもらいました。そこで改めて自分たちの強みを探したんです。わたしたちの生産体制は他の大生産地よりも小規模ですが、その代わりに誰がどこの畑で作業しているかをきちんと把握しています。椿の生産において、クオリティが高くトレーサビリティが確保できていて、なおかつ産地の経済に還元できている例はまだなく、これなら勝てるかもしれないと感じました。加えて、世の中にトレーサブルなプロダクトの需要が増え、当たり前になったという流れも有利に働いたと思います。人間の体や産地にもよいプロダクトが、ようやく市民権を得てきたのでしょう。

──現在は椿に加え、唐津市の8つの島でローゼルやホーリーバジルなどのハーブ、日本ミツバチのハチミツなどの原料も製造しています。こうした原料の産地はほかにもありますが、唐津市ならではの強みはどこにあるのでしょうか?

8つの離島はそれぞれ島の風土が違います。例えばハーブを生産している高島は砂地なので、水はけがよく植物の香りが強くなります。潮風が吹くのでミネラルが豊富で、味や香りがよいハーブが育つというメリットもあります。わたしたちが原料としている作物はどれも、離島という環境だからこそできることに注力して育てています。それが実を結んで、質の高い商品をつくれていると感じます。

リトコスのオーガニックコスメづくり体験でつくれるフレグランス。

リトコスのオーガニックコスメづくり体験でつくれるフレグランス。

PHOTOGRAPH: RETOCOS

眠っていた耕作放棄地という資源

──リトコスでは離島の耕作放棄地を整備して植物を栽培していますが、そもそもなぜ島で耕作放棄地が増えていたのでしょう?

もともと島に農家を生業とする人はほとんどおらず、島民が自分で食べる分の芋やらっきょう、玉ねぎなどを栽培していました。その畑もイノシシの獣害で自家栽培できなくなり、高齢化の波も重なって畑がつくられなくなっていたんです。リトコスでは、そうした耕作放棄地を開墾してハーブを育てています。ハーブは野菜などと違ってかたちが悪いといった理由で出荷できないこともありませんし、軽量なので高齢者にも仕事をしてもらいやすい。虫の心配もいらないですし、独特な匂いでイノシシも近寄りません。

──ハーブの特性が、耕作放棄地を資源に変えたのですね。

離島には資源はたくさんあるのに、誰も資源だと思っていないことがよくあります。わたしは高島の耕作放棄地を資源だと思っていましたが、島民を含めてそう考える人はいなかった。島が高齢化で衰退していることもあり、毎年少しずつ協力・理解が広がっていきました。結果として、島の耕作放棄地の多くを貸していただいたり譲っていただいたりしています。

高島には宝くじ当選のご利益があるといわれる宝当神社があります。それゆえ、ピーク時は年間20万人ほど観光客が来ていたのですが、お参り後にすぐ帰ってしまい、あまり長く滞在してもらえませんでした。でも、ハーブの収穫をするにはうってつけの土地だったのです。

──栽培や収穫のプロセスは島の人たちが担っているのでしょうか?

全体の工程についてリトコスが責任をもち、細かな作業を島民の方に委託しています。高島は人口200人くらいで、1平方キロメートルに満たない小さな島なので、管理が行き届きやすいんです。島民の方々には、草刈りや苗植え、収穫といった、その時々のスポットで仕事をお願いしています。

島民のほとんどは漁師か元漁師なので、農家経験のある方はほとんどいません。わたしたちを手伝ってくれているのも、漁師を引退して島に住んでいる年配の方々です。当人からすると、作業するというよりも手伝ってくださっている感覚が強いかもしれませんね。

高島の宝当神社。宝くじの当選を願って毎年参拝客が訪れる。

高島の宝当神社。宝くじの当選を願って毎年参拝客が訪れる。

PHOTOGRAPH: RETOCOS

島を第二の故郷に

──リトコスはツーリズム事業も運営していますが、創業間もない化粧品会社としては珍しい事業展開です。

「こんな人・土地から原料がつくられています」と企業の方々に知ってもらうための取り組みが始まりでした。消費者は、どんな場所・プロセスでつくられているのかを気にするので、企業に原料の背景にある産地を実感してもらうことが大切なんです。この事業を始めてから、この椿オイルで化粧品をつくりたいという化粧品会社やエステの方も増えてきました。ただ、今後は島の環境について学んだり、オーガニックコスメづくりや香りづくりを体験したりできる一般向けのツーリズム事業も展開しようとしています。

──子ども向けには離島留学も運営していますよね。

はい。今年は福岡と佐賀から4人の児童を受け入れました。高島小学校の児童はひとりなので、小学校存続のために事業を受託しているんです。子どもたちには、自然の中で共同生活を学んでもらい、島が子どもたちの第二の故郷になればと思っています。

離島留学で島に滞在する子どもたち。ハーブの生育や収穫、収穫物を使った化粧品づくりも体験できる。

離島留学で島に滞在する子どもたち。ハーブの生育や収穫、収穫物を使った化粧品づくりも体験できる。

Photograph: koichiro fujimoto/Retocos

「地域おこし」ではない

──そうした多角的な事業の先に、リトコスは何を目指しているのでしょうか?

わたしたちは「自然と共生しながら豊かに暮らす」をビジョンとして掲げています。島には山も海も近くにあるので、環境問題がとても身近に感じます。地球温暖化で魚が獲れなくなったり、イノシシの獣害で畑がつくれなくなったりと、自然に関する課題が沢山ある。そのなかで課題を解決しながら、地元の経済活動を活性化させることが大切です。

かつて作物の栽培などで人間が手を付けた自然は、もう元に戻りません。元に戻すのではなく、再構築する必要があります。同様に島全体の賑わいも昔のように戻すのではなく、新しいかたちにつくり変える必要があると考えています。目標は、課題を解決しながら次世代を担う子どものために循環型社会をつくっていくことであり、オーガニックコスメの事業もその一環に過ぎません。

── 一方で、そうした変化を島民は望んでいるのかという問題もあります。

島民の方が求めていることを模索してきて、全員の意見をまとめるのはとても難しいことだと感じました。わたしたちが島にとってよかれと思って行なったことも、島民の間で意見が分かれることも多々あります。

経済面も大切です。島が衰退したいちばんの原因は、主要な産業がなかったことにあります。いま、リトコスが自然と経済を循環させる仕組みをつくらないと、補助金の切れ目が事業の切れ目、そして縁の切れ目となってしまう。わたしたちには、島にお金が発生する仕組みをつくる責任があるんです。仕組みを模索した結果、仕事を増やしてそれを島民に還元するという現在のかたちに落ち着きました。

耕作放棄地だった畑でハーブの栽培に携わる島民。

耕作放棄地だった畑でハーブの栽培に携わる島民。

PHOTOGRAPH: RETOCOS

──事業である以上、島民と意見が対立することも受け入れるということですね。

特定の土地に貢献したいというよりも、未来の地球全体に対して貢献したいと思って事業を続けています。そのなかで、過去に戻りたいという方とは意見が合わないこともあります。以前はすべての人に対して、事業を理解してもらいたいと思っていましたが、いまはいかに自分の軸を大切にしながら事業を起こしていくかを大切にしています。

──あくまで目的は未来の地球全体への貢献であり、島の自然はそのための資源だということですね。

はい。こうした考え方をするようになったきっかけは、自分が女性で子どもを産んで、自分の食べたものがその子の栄養になることを肌で感じたことかもしれません。命の連鎖が自分のなかで明確になったなと思います。自分は連鎖のひとつの地点でしかない。いまその自分に何ができるかと考えるようになりました。地域おこしのような取り上げられ方をすることもありますが、そんなつもりはまったくありません。一歩ずつ、自分のできることをしていくのみです。

(Interview by Asuka Kawanabe)

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